幸田露伴
( こうだ・ろはん )(1867~1947)本名成行。鮮烈なデビュー作「露団々」、続く「風流仏」で注目され、代表作「五重塔」を発表。尾崎紅葉と並称される紅露時代を築く。漢籍・仏典の素養を活かした小説や随筆、考証で知られる。明治・大正・昭和と息長い創作活動を続け、晩年にも「幻談」「運命」「連環記」などの名作を遺した。
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山中の孤家でこの世ならぬ美女と邂逅する不思議を綴り、近代日本幻想文学の魁となった「対髑髏」。浦島太郎の百代目の子孫が魔道に堕ちる奇想天外なファンタジー「新浦島」。そして、和漢の古典や東洋オカルティズムに関わる深遠な博識に裏打ちされた「怪談」「魔法修行者」他のエッセイまで。鏡花と双璧をなす幻想と怪奇の巨人・露伴の神髄を、初めて一巻に凝縮した画期的アンソロジー。
幻談
観画談
対髑髏
夢日記
土偶木偶
新浦島
魔法修行者
怪談
支那に於ける霊的現象
神仙道の一先人
聊斎志異とシカゴエキザミナーと魔法
東方朔とマンモッス
今昔物語と剣南詩藁
蛇と女
金鵲鏡
ふしぎ
伝説の実相
それ鷹
扶鸞之術
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