雨宮処凛
( あまみや・かりん )1975年北海道生まれ。作家。反貧困ネットワーク副代表。本書でJCJ賞(日本ジャーナリスト会議賞)を受賞。2000年、『生き地獄天国』(太田出版、ちくま文庫)でデビュー。著書に、『「生きる」ために反撃するぞ!』(筑摩書房)、『雨宮処凛の闘争ダイアリー』(集英社)、『反撃カルチャー』(角川学芸出版)、小説に『バンギャル ア ゴーゴー』(講談社)など多数。
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我々は反撃を開始する―。若者の貧困と、怒濤の反撃を社会に訴えた記念碑的ノンフィクション。なぜ「生きる」ことがこんなに大変なのか?企業に使い捨てられる派遺社員、名ばかり管理職の正社員、そして急増する若年ホームレス。作られた不安定層=プレカリアートの実態を徹底取材。湯浅誠、松本哉、入江公康、杉田俊介にも取材。JCJ賞受賞。最終章を加筆した。
第1章 「生きづらさ」とフリーターをめぐって―破壊された「働くこと」「生きること」
第2章 フリーターの実態
第3章 寄せ場化する都市
第4章 「働くこと」と「生きること」―心の病と格差社会
第5章 企業による殺人 過労自殺
第6章 抵抗する人々
第7章 なぜ、若者は不安定化したのか
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