中島京子
( なかじま・きょうこ )1964年東京都生まれ。出版社勤務、アメリカ留学、フリーライターを経て、2003年、田山花袋『蒲団』を下敷きにした小説『FUTON』でデビュー。高い評価を受け、野間文芸新人賞候補になる。以後、『イトウの恋』『均ちゃんの失踪』『冠・婚・葬・祭』で吉川英治文学新人賞の候補となるなど、活躍。他の著書に『ツアー1989』『桐畑家の縁談』『平成大家族』『女中譚』など。エッセイ集に『ココ・マッカリーナの机』がある。2010年『小さいおうち』で第143回直木賞を受賞。
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成人式、結婚、葬式、お盆。日本人なら誰もが経験する儀式だが、思いがけないことが起きるのも、こういうとき。新人記者が成人式の取材に行く「冠」、引退したお見合いおばさんの縁結びの顛末を描く「婚」、社命で参列のお供をしたおばあちゃんの人生がほの見える「葬」、姉妹が両親を失った田舎の家に集まる「祭」。さまざまな人生や人間模様が、鮮やかに描かれる連作小説。新・直木賞作家の代表作、待望の文庫化。
空に、ディアボロを高く
この方と、この方
葬式ドライブ
最後のお盆
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