深沢七郎
( ふかさわ・しちろう )1914年山梨県東八代郡石和町(現笛吹市)生れ。旧制日川中学校(現山梨県立日川高等学校)卒業。1956年『楢山節考』で中央公論新人賞受賞。その作品は文壇に大きな衝撃を与えた。1960年に発表した『風流夢譚』がもとで中央公論社社長宅が右翼に襲撃される事件が起こったため、一時筆を折り各地を放浪。その後、『流浪の手記』を発表して復帰。1965年、埼玉県南埼玉郡菖蒲町に「ラブミー農場」を開き、以後そこに住んだ。1987年心不全のため没。
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「転」の巻は、エッセイを中心に。「生態を変える記」「庶民烈伝序章」「流浪の手記」「ゲコの酌」「夢屋往来」「秘戯」などを収録。 <br /> 【解説: 戌井昭人 】
生態を変える記
庶民烈伝 序章
おくま嘘歌(『庶民烈伝』その一)
数の年令
流浪の手記
思い出多き女おきん
初恋は悲しきものよおぐるまの日記
いのちのともしび
居留守の礼
ゲコの酌〔ほか〕
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