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ちくま文庫

ニーベルンゲンの歌 前編

英雄に訪れる悲劇

中世ドイツが成立し、その後の西洋文化・芸術面に多大な影響を与えた英雄叙事詩の新訳。読みやすい訳文を心がけ、丁寧な小口注を付す。

定価

990

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42816-5

Cコード

0197

整理番号

-10-1

2011/04/06

判型

文庫判

ページ数

384

解説

内容紹介

数々の武功を立て、ニーベルンゲンの財宝を手に入れたジークフリート。竜の返り血を浴びて不死身となった彼だが、妻クリームヒルトとブルグント王妃ブリュンヒルトとの諍いから、王の重臣ハーゲンの策略によって暗殺されてしまう。そしてニーベルンゲンの財宝は、ラインの河底に沈められるのであった。中世ドイツに成立し、その後の西洋文化・芸術面に多大な影響を与えた英雄叙事詩の完全新訳。

目次

ニーベルンゲン(ブルグント)一族のこと
ジークフリートが成長したこと
ジークフリートがヴォルムスへやって来たこと
ジークフリートがザクセン勢と戦ったこと
ジークフリートがクリームヒルトに初めて会ったこと
グンターがブリュンヒルトへの求婚を考え始めたこと
グンターが仲間を連れてアイスランドに到着したこと
ジークフリートが募兵のためにニーベルンゲン国へ赴いたこと
ジークフリートがヴォルムスへの使者となったこと
グンター王がヴォルムスでブリュンヒルトと結婚式を挙げたこと〔ほか〕

著作者プロフィール

石川栄作

( いしかわ・えいさく )

1951年、高知県生まれ。福岡大学人文学部独語学科卒、九州大学大学院文学研究科修士課程修了。現在、徳島大学総合科学部長・教授、文学博士。専攻、ドイツ中世文学。著書に、『ニーベルンゲンの歌─構成と内容』(郁文堂)『「ニーベルンゲンの歌」を読む』『ジークフリート伝説』(講談社学術文庫)。

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