なぎら健壱
( なぎら・けんいち )1952年、東京銀座生まれ。70年、中津川フォークジャンボリーに飛び入り参加したことがきっかけでデビュー。以後、音楽のみならず、映画、テレビ、ラジオの出演、執筆などで幅広く活躍。『東京酒場漂流記』『東京の江戸を遊ぶ』『東京路地裏暮景色』(ちくま文庫)など著書多数。
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東京の路地裏を歩き、酒場の扉を開けば、あの頃の記憶と夢と現実とが交錯する。歌だけでは食えなかった頃の洲崎、心が重くて壊れそうだったあのときの歌舞伎町、高田渡を追いかけた吉祥寺、地見屋のシゲちゃんに出会った東京駅の八重洲口…新宿、深川、銀座、浅草、本郷、上野、神田…。酒場の思い出、出会った人物の面影、酒と紫煙と、音楽…文章と写真でつづる私的東京町歩きの記。
第1章 町と時間を彷徨う(新宿を彷徨う
“70年代”新宿物語
近いがゆえに、遠い街・銀座
銀座居酒屋道 ほか)
第2章 今の町を歩く―江戸探し行脚(日本橋から品川へ
勝手知ったる深川を歩く
司馬遼太郎の本郷界隈を歩く
気がつけば神田にいる ほか)
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