木村衣有子
( きむら・ゆうこ )文筆家。1975年栃木生まれ。持ち場は食文化と書評。主な著書に『もの食う本』(ちくま文庫)、『はじまりのコップ――左藤吹きガラス工房奮闘記』(亜紀書房)、『コーヒーゼリーの時間』『コッペパンの本』(産業編集センター)、『キムラ食堂のメニュー』(中公文庫)などがある。お酒ミニコミ『のんべえ春秋』編集発行人。
loading...
食べることもごはんをつくることも好きな著者が、ものを食べるシーンに注目して、本を読む。宮澤賢治から江國香織まで、食のディープな現場を取材した本から、生活実用書、マンガまで。選んだ本の中から「これ!」と思うくだりを抜き出し、読みくだき、咀嚼し、思いを深める。40冊の「もの食う本」を、読みたくなると同時に、食うことについてのさまざまな感覚がそそられる本。
やわらかなレタス―江國香織
センセイの鞄―川上弘美
富士日記―武田百合子
鮨―岡本かの子
台所帖―幸田文
玉子ふわふわ―早川茉莉編
貧乏サヴァラン―森茉莉
狩猟サバイバル―服部文祥
世界屠畜紀行―内澤旬子
牛を屠る―佐川光晴〔ほか〕
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。