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定価

1,100

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42906-3

Cコード

0121

整理番号

-36-1

2012/01/10

判型

文庫判

ページ数

368

解説

内容紹介

政治が弱体化し、自然災害による飢饉が頻発した江戸後期に、江戸およびその近郊に並びたった侠客たち。下総の飯岡助五郎、笹川繁蔵、佐原喜三郎、上州の国定忠治、江戸の相模屋政五郎、駿河の清水次郎長、他の游侠の徒たち…「長脇差」「渡世人」とも呼ばれ、正史には残らない彼らの跡をたずね、文献を漁り、古老に取材し、その実像に迫った、游侠研究の先駆的傑作。

目次

飯岡の助五郎
笹川の繁蔵
佐原の喜三郎
国定忠治
相模屋政五郎
清水の次郎長
遊侠譚

著作者プロフィール

子母澤寛

( しもざわ・かん )

1892―1968小説家。北海道厚田郡厚田村(現・石狩市)出身。江戸幕府の御家人で彰義隊の生き残りの祖父のもとで溺愛されて育つ。明治大学法学部在学中は弁護士志望であったが、いったん帰郷したあと再度上京、読売新聞社会部記者になり、ついで東京日日新聞の記者となった。在職中に、聞書きによる優れた考証もの『新選組始末記』『新選組遺聞』『幕末巷談』『游侠奇談』などを執筆。四十一歳で職を辞し、以後、幕末維新に題材をとった作品を続々と発表した。代表作に『勝海舟』『父子鷹』など。

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