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ちくま文庫

ガルガンチュアとパンタグリュエル 5 第五の書

定価

1,760

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42921-6

Cコード

0197

整理番号

-5-5

2012/05/09

判型

文庫判

ページ数

544

解説

内容紹介

フランス・ルネサンス文学を代表する作家ラブレーの記念碑的傑作―爆発的な哄笑と荘厳とが交錯する不思議な文学世界の魅力を伝える新訳、完結。「聖なる酒びん」のご託宣を求めて大航海へと船出したパンタグリュエル一行は、難儀な教皇鳥や司教鳥の飛び交う“鐘の鳴る島”、刀剣の類が実る大木の茂る“金物島”などの異様な島々を巡り、ついには神託所に到達してお告げを解き明かす。奇想あふれる版画「パンタグリュエルの滑稽な夢」全120点を収録。

著作者プロフィール

フランソワ・ラブレー

( らぶれー,ふらんそわ )

(1483?-1553)フランスの作家・医師。モンテーニュとともに16世紀フランスを代表する文学者。トゥーレーヌ地方シノンに、弁護士の末子として生まれる。フランチェスコ会修道院に修道士として起居し、哲学・神学を学ぶかたわらギリシャ語を独習。1528年ごろパリに上る。30年秋、モンプリエ大学医学部に登録。32年にリヨン市立病院に勤務、医師・古典学者として第一歩を踏み出す。そのころ『パンタグリュエル』を発表。34年『ガルガンチュア』、46年『第三の書』、52年に『第四の書』を完成。

宮下志朗

( みやした・しろう )

1947年生まれ。東京大学名誉教授、放送大学教養学部教授。著書に、『本の都市リヨン』『ラブレー周遊記』『読書の首都パリ』『書物史のために』『神をも騙す』ほか多数。

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