井上理津子
( いのうえ・りつこ )井上 理津子(いのうえ・りつこ):ノンフィクションライター。1955年奈良県生まれ。タウン誌記者を経てフリーに。主な著書に『さいごの色街 飛田』『葬送の仕事師たち』『親を送る』『葬送のお仕事』『医療現場は地獄の戦場だった!』『師弟百景』など多数。人物ルポや食、性、死など人々の生活に密着したことをテーマにした作品が多い。
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知らない土地で、ちょっとドキドキしながら、居酒屋の暖簾をくぐるときの期待と不安は何とも言えない旅の楽しみである。地元の人に混じり人情に触れるもよし、静かに酒と料理を味わうもよし。酒場を求めて、山、海、温泉…。観光地や路地裏まで日本各地を旅しながら見つけた、あの店この店。全国24か所を旅した、酒場ルポの傑作。文庫オリジナル。
海のもんは山で食え…―和歌山・高野山
心の串カツを新世界で―大阪・新世界
夜の仙台、どぶろく雪見酒―宮城・仙台駅前
観光浅草のウラで飲む―東京・浅草
まぐろには「太平洋」がよく合う―和歌山・紀伊勝浦
ジュンサイ、岩牡蛎、地産地消―秋田・秋田駅前
鞆の浦、仙酔郷のほろ苦さ―広島・鞆の浦
コヒールンバと繁枡ぬる燗―福岡・天神南
伏見の酒のうんちく、大衆酒場にて―京都・三条
トンネルをぬけると酒場だった―新潟・六日市〔ほか〕
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