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ちくま文庫

書斎のポ・ト・フ

博覧強記・快刀乱麻 の文学鼎談。

博覧強記の幼馴染三人が、庖丁さばきも鮮やかに古今東西の文学を料理しつくす。談論風発・快刀乱麻の驚きの文学鼎談。 【解説: 山崎正和 】

定価

858

(10%税込)
ISBN

978-4-480-42956-8

Cコード

0100

整理番号

-53-3

2012/07/10

判型

文庫判

ページ数

272

解説

内容紹介

三十年来肝胆相照らす仲の論客三人が、古今東西の文学作品をめぐって、世にはびこる愚説迷論を糾弾し、庖丁さばきも鮮やかに料理する。古典の名作から時代小説や児童文学まで。食わず嫌いはもったいない。ざっくばらんのごった煮の妙味を、心ゆくまでご賞味あれ。

目次

八丁堀のホームズ―捕物帳耽読控
虹をつかむ男たち―ロマン・ピカレスク頌
末はオセロかイヤゴーか―児童文学序説
荒野のパンテオン―現代マスコミ論
手袋の裏もまた手袋―文学のなかの政治人間
山川草木鳥獣虫魚―ナチュラリスト文学考
野に遺賢 市に大隠―知られざる傑作
余談「千夜一夜」

著作者プロフィール

開高健

( かいこう・たけし )

開高 健(かいこう・たけし):1930年、大阪生まれ。大阪市立大学を卒業後、壽屋宣伝部(現サントリー)にてコピーライターとして活躍。同時に創作を続け、57年『パニック』でデビュー。58年『裸の王様』で芥川賞、ベトナム戦争現地へ赴いた経験に基づく『輝ける闇』で68年に毎日出版文化賞、79年『玉、砕ける』で川端康成文学賞、81年に一連のルポルタージュ文学について菊池寛賞を受賞。ほか『日本三文オペラ』『ロビンソンの末裔』『オーパ!』『?ナ後の晩餐』など、代表作・受賞歴多数。89年逝去。

谷沢永一

( たにざわ・えいいち )

1929年大阪市生まれ。関西大学大学院博士課程修了。書誌学および日本近代文学を専門とする。関西大学文学部教授を経て名誉教授。評論家としても活躍した。『完本 紙つぶて』でサントリー学芸賞、『紙つぶて――自作自注最終版』 で毎日書評賞、本書で読売文学賞を受賞。大阪市民表彰文化功労、大阪文化賞受賞。2011年3月、逝去。

向井敏

( むかい・さとし)

1930-2002 大阪出身。大阪大学卒。在学中、開高健、谷沢永一らの同人誌「えんぴつ」に参加。電通を経てCM批評『虹をつくる男たち』でサントリー学芸賞受賞。書評家として、広汎な読書に裏打ちされた独自のコラム批評を確立した。

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