ヴィクトール・ユゴー
( ゆごー,ヴぃくとーる )Victor Hugo <br />(1802-1885)フランス・ロマン派を代表する詩人・小説家・劇作家。父はナポレオン軍将校だったが、帝政の終焉とともに没落した。ヴィクトールは文学に才能を発揮、1830年に『エルナニ』で大成功を収める。政治にも影響力を及ぼしたが1851年に亡命、イギリス領ガーンジー島に住み『静観詩集』や『レ・ミゼラブル』を刊行した。1870年に帰国。1885年に死去、国葬が営まれた。
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1,430
円978-4-480-42975-9
0197
-5-5
2014/02/06
文庫判
528
頁第5部“ジャン・ヴァルジャン”を収録。1832年6月、パリの共和派の市民たちが峰起、バリケードを築いて政府軍と戦闘に入る。その中にはマリウス、そしてジャン・ヴァルジャンと彼をつけ狙うジャヴェールの姿があった。マリウスに嫉妬の思いを抱きながらも、瀕死の重傷を負った彼を背負って地下道を彷徨い、その命を救うジャン・ヴァルジャン。苦難にみちた人生の黄昏に、なおも襲いかかる孤独の悲しみ―やがて最後の時が訪れる。
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