中部銀次郎
( なかべ・ぎんじろう )(1942-2001)山口県下関生まれ。甲南大卒。1960年、18歳で日本アマ初出場。62年初優勝、以後64・66・67・74・78年と17年にわたり通算6勝。67年には西日本オープンでプロを斥け優勝。他にも数々のアマタイトルを掌中にし、「プロより強いアマチュア」と称されるほどだった。青木功を始め、数々のプロゴルファーとも親交があった。著書に『もっと深く、もっと楽しく。』(集英社文庫)、『中部銀次郎ゴルフの神髄』(日経ビジネス人文庫)などがある。
loading...
ゴルフの上達に欠かせないもの。それは技術でも、道具でもない。ゴルファーの多くが陥る技術偏重を危険視しながら、本当に必要な心の鍛練について語る。ナイスショットは、不安や欲や虚栄心の一切ない、心が無の状態の時こそ出る。そしてもちろんスコアもよくなるものだ。「史上最強のアマチュア」と言われた著者がすべてのゴルファーにアドバイスする。ゴルフをやる者なら、一度は読みたい中部銀次郎、待望の文庫化。
勝手に自分を縛っていないか―上手な人ほど自分の心が平静でいられる方法をたくさん持っている
確率の本質をわきまえる―ナイスショットの確率を数字に出してみればリキむこともなくなる
何事も検証、確認が肝心―いま自分のある状態を検証する術は日常生活の中にいくらでもある
センチミリミリの世界なんだ―林の中から脱出を試みて木に当てた経験が一度もない、その理由は
無駄な球数で妥協していないか―自分なりに制約を取り除く方法を考え出すのが練習の真の目的です
上達を阻むもの、要するに虚栄―人より飛ばない、見てくれが悪いなんてスコアとは何の関係もない
1打に感謝する気持ちがあるか―ミスして当たり前のゴルファーが叩いて腹を立てるのは生意気です
悔やんでスコアが良くなるのか―ミスしたら素早く気持ちを切り換え、まず最悪の状況を想定すべし
絶対にあきらめるな、捨てるな―ゴルフに対する執着心、スコアに対する執着心が打開策を生み出す
体はスコアを保証してくれない―体調万全を期すよりも自分の中に制約を作らないことのほうが大事〔ほか〕
本書をお読みになったご意見・ご感想などをお寄せください。
投稿されたお客様の声は、弊社HP、また新聞・雑誌広告などに掲載させていただくことがございます。