岡本喜八
( おかもと・きはち )1924年―2005年。映画監督。鳥取県生まれ。明治大学専門部商科卒業後、東宝入社。1945年陸軍工兵学校に入隊。豊橋予備士官学校で終戦を迎える。東宝に復職。成瀬巳喜男、マキノ雅弘らの助監督を務め、1958年「結婚のすべて」でデビュー。リズム感あふれる軽快な画面作りで鮮烈なイメージを残した。代表作に「独立愚連隊」「日本のいちばん長い日」「肉弾」「江分利満氏の優雅な生活」など。著作多数。
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面白い映画は雑談から生まれる…。独特な話術で岡本喜八が残した、膨大な対談・鼎談の中から、自作のこと、師匠たちのこと、若き後輩、仕事仲間との楽しい映画談議をよりすぐった文庫オリジナル。
第1部 自作を語る(森卓也と―シネアストは語る)
第2部 映画の現場から(石上三登志と―多様な東宝カラーの中で投げ続けた変化球
山藤章二と―我らが東宝映画、東宝喜劇 ほか)
第3部 若き友人たちと(利重剛と―ハードボイルドEggインタビュー
周防正行と―Shall weトーク? ほか)
第4部 わが師匠、マキノ雅弘、成瀬巳喜男(澤井信一郎と―われらが師匠マキノ雅弘の魅力をめぐって
澤井信一郎・桂千穂と―追悼・マキノ雅弘「おもろなきゃあかんでえ」を貫いた映画人生を語る ほか)
第5部 人間、岡本喜八(太田治子と―駅馬車のテーマ音楽にのって映画界へ
景山民夫と―モデルガンから西部劇まで ほか)
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