清川妙
( きよかわ・たえ )1921年、山口県生まれ。奈良女高師(現奈良女子大学)卒業。教職を経たのち文筆活動に入る。古典評論、エッセイなどの執筆のほか、万葉集、枕草子などの講座や講演会などで活躍している。『うつくしきもの 枕草子』『八十四歳。英語、イギリス、ひとり旅』『兼好さんの遺言』『心ときめきするもの──学び直しの古典』『つらい時、いつも古典に救われた』『清川妙が少女小説を読む 「なりたい自分」を夢みて』など著書多数。
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『赤毛のアン』『若草物語』『あしながおじさん』『大草原の小さな家』の主人公たちは、決して恵まれていないが、明るくたくましく生きることに一生懸命だ。「曲がり角の向こうには明るい未来がある」と信じ、なりたい自分に向かって、自分を磨き育てていく。九十歳を越え、今なお執筆・講演と活躍中の著者が自身の人生に引き寄せ、読み説く名作からのメッセージ。
『赤毛のアン』の章―心から願えば、扉はひらかれる(いつか、きっと、すてきな女性になる
「磨かれた自分」を思い浮かべよう ほか)
『若草物語』の章―いつも「誇れる自分」でありたい(四人姉妹の「たしかな生き方」
「好きなこと」を続けるエネルギー ほか)
『あしながおじさん』の章―「明るい言葉」が幸せを呼ぶ鍵(“陽の照る側”を見つめましょう
“ていねいな心”を育てたい ほか)
『大草原の小さな家』の章「この一瞬」を愛して生きる(ものを“二度”見る―ローラの習慣
「すてきだなあ」と思う心は老いない ほか)
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