東雅夫
( ひがし・まさお )1958年、神奈川県生まれ。アンソロジスト、文芸評論家。「幻想文学」「幽」編集長を歴任。ちくま文庫「文豪怪談傑作選」シリーズはじめ編纂・監修書多数。著書に『遠野物語と怪談の時代』(日本推理作家協会賞受賞)『百物語の怪談史』『文豪たちの怪談ライブ』、編纂書に「ゴシック文学入門」「ゴシック文学神髄」「文豪ノ怪談ジュニア・セレクション」「平成怪奇小説傑作集」「赤江瀑アラベスク」の各シリーズ、監修書に「怪談えほん」シリーズなどがある。
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古代から現代に至る幻想文学の全貌を全3巻に凝縮させた画期的アンソロジーの本書は「ガイダンス」篇。伝説の雑誌「幻想文学」の編集長である東雅夫が、澁澤龍彦、中井英夫、倉橋由美子、ラヴクラフト、カイヨワほか名だたる作家・批評家による必読の幻想文学論や名エッセイを精選・展覧しつつ、妖しい魅惑に満ちた怪奇幻想文学世界を案内する。入門/再入門に最適な必携のハンドブック。
「幻想文学」とは、どのような文芸ジャンルなのか(幻想文学について(澁澤龍彦)
幻想文学について(澁澤龍彦))
日本における幻想文学の受容(私の履歴書(平井呈一)
覗き小屋の二つの窓(紀田順一郎))
アンソロジーに学ぶ
幻想文学の極意はスタイルにあり(短編よ、よみがえれ(中井英夫)
『アルゴールの城にて』(倉橋由美子))
幻想文学にはどのような歴史と作品があるのか(文学における幻想的なものについて(シャルル・ノディエ/窪田般彌訳)
文学における超自然的なるもの(小泉八雲/池田雅之訳)
文学と超自然的恐怖(H.P.ラヴクラフト/植松靖夫訳)
妖精物語からSFへ(ロジェ・カイヨウ/三好郁朗訳))
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