東雅夫
( ひがし・まさお )1958年、神奈川県生まれ。アンソロジスト、文芸評論家。「幻想文学」「幽」編集長を歴任。ちくま文庫「文豪怪談傑作選」シリーズはじめ編纂・監修書多数。著書に『遠野物語と怪談の時代』(日本推理作家協会賞受賞)『百物語の怪談史』『文豪たちの怪談ライブ』、編纂書に「ゴシック文学入門」「ゴシック文学神髄」「文豪ノ怪談ジュニア・セレクション」「平成怪奇小説傑作集」「赤江瀑アラベスク」の各シリーズ、監修書に「怪談えほん」シリーズなどがある。
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ノヴァーリス、リラダン、マッケン、ボルヘス……時代を超えたベスト・オブ・ベスト。松村みね子、堀口大學、窪田般彌等の名訳も読みどころ。
1,650
円978-4-480-43013-7
0197
-21-3
2012/12/10
文庫判
624
頁古今の怪奇幻想文学の中から厳選に厳選を重ねて編まれた3巻本アンソロジーの本書は「幻想」篇。現世と異界の往還、神秘の探究、夢の不思議―ノヴァーリス、ホフマンからマッケン、ボルヘスまで眼前の現実を超えた世界を熾烈に追い求めてやまない幻視者たちの文学を集大成。齋藤磯雄、中山省三郎、堀口大學ほか一時代を筑いた翻訳家たちの名訳で読む、文豪たちの名作幻想小説アンソロジー。
天堂より神の不在を告げる死せるキリストの言葉(ジャン・パウル)
ザイスの学徒(ノヴァーリス)
金髪のエックベルト(ルートヴィヒ・ティーク)
黄金宝壷(E.T.A.ホフマン)
ヴェラ(ヴィリエ・ド・リラダン)
アウル・クリーク橋の一事件(アンブローズ・ビアス)
精(フィオナ・マクラウド)
白魔(アーサー・マッケン)
光と影(フョードル・ソログープ)
大地炎上(マルセル・シュウォップ)
なぞ(W.デ・ラ・メア)
衣装戸棚(トーマス・マン)
バブルクンドの崩壊(ロード・ダンセイニ)
月の王(ギョーム・アポリネール)
剣を鍛える話(魯迅))
父の気がかり(フランツ・カフカ)
沖の小娘(J・シュペルヴィエル)
洞窟(エヴゲーニー・サミャーチン)
クレプシドラ・サナトリウム(ブルーノ・シュルツ)
アレフ(ホルヘ・ルイス・ボルヘス)
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