重松宗育
( しげまつ・そういく )1943年静岡県生まれ。東京外国語大学英米語科卒、京都大学大学院修士課程修了(英米文学)。静岡大学、関西医科大学教授を歴任、現在は承元寺住職(臨済宗妙心寺派)。『禅林句集』『禅林世語集』夢窓疎石漢詩、夏目漱石俳句などの英訳出版により欧米への禅の紹介に力を注ぐ。日本語の著書には『モモも禅を語る』『アリス、禅を語る』『禅の贈りもの』のほか『大拙 禅を語る―世界を感動させた三つの英語講演』がある。
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全世界で70年以上読み継がれているサン=テグジュペリの『星の王子さま』、この大ベストセラーに禅の思想がある?一見、難解で近寄りがたい禅、しかしそれは私たちの生活の身近なところにたくさん転がっている。これを禅僧であり、英米文学者でもある著者が『星の王子さま』を題材に、楽しく、わかりやすく説いてくれるユニークな入門書。
第1章 不立文字
第2章 直指人心
第3章 脚下照顧
第4章 主人公
第5章 色即是空(平等)
第6章 空即是色(差別)
第7章 一隅を照らす
第8章 自由
第9章 仏性
第10章 一期一会
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