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定価

1,210

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43023-6

Cコード

0100

整理番号

-4-2

2013/01/09

判型

文庫判

ページ数

416

解説

内容紹介

「評文を書いた当時は新刊書だったここに収めた本たちも、大半が古本になった。…これらの本たちを並べ立てた風景を頭の中の古本市に「見立て」…読者を案内つかまつろうという趣向のもとに編んでみた」。博覧強記にして鋭敏な感性を持つ著者が古本市に並べるのは、時を経てますます評価を高めた逸品ぞろい。新刊書に飽き足らない読者にも役立つ珠玉の読書案内。

目次

装幀の森―イギリスの世紀末を中心に
悪魔模様の玉垂簾―まず、お開き下さい
あちら―ロマン派から世紀末コーナー
こちら―こちたき理屈の上棚
コトバ・ことば・言葉―こだまする回廊
洋間つき和風ロビーで、ご休憩を―まあ一服
知の四股名の平積台です―BGMつき
殺しから推理にいたる長椅子の間―灰皿または薄茶つき
ピカピカの新入生さま御用達
歴史のなかの社会の舷窓―お出口はございません
お帰りに―マルチ・スクリーンTVで現代風景の暗室を
御引換権「紙魚みみずく図鑑」―ほんのヤレを三枚
古本市下足番 口上

著作者プロフィール

由良君美

( ゆら・きみよし )

1929-1990年。学習院大学哲学科、および英米文学科卒業。1956年、慶應義塾大学大学院英米文学専攻修士課程修了。同大学助教授を経て、65年より東京大学助教授。76年教授。89年、定年退官、名誉教授。英文学者。専門は、コールリッジを中心とした英国ロマン派文学であるが、言語学、比較文学はもとより、オカルト、サブカルチャーとその守備範囲は広い。詩と本とパイプとウィスキーを愛し、自らをみみずくになぞらえた。著書に『椿説泰西浪曼派文学談義』『言語文化のフロンティア』、訳書にG.スタイナー『言語と沈黙』『脱領域の知性』などがある。

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