群ようこ
( むれ・ようこ )1954年、東京に生まれる。日本大学芸術学部卒業後、広告代理店などを経て、78年本の雑誌社に入社。その間に書いたエッセイが人気を呼び『午前零時の玄米パン』を刊行。84年退社、執筆に専念。著書に『トラちゃん』『無印良女』『本取り虫』『モモヨ、まだ九十歳』『ビーの話』『馬琴の嫁』『かもめ食堂』『世間のドクダミ』『パンとスープとネコ日和』『おやじネコは縞模様』などエッセイ、小説ともに多数。
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仲間をふんづけ乗り越えて場所取りに成功し、のんびり日光浴としゃれ込む四天王寺の亀。自分の選んだ死に場所まで病を押してわざわざ歩く外ネコ。自分の家がわからなくなり迷子札を付けられた老猫。肥満にならないよう自己管理している犬。土中にいる「ころりん」系の幼虫から神格化されている白蛇まで、みな健気に生きている。些細なことで悩むのがアホらしいと思えてくる“生きもの”エッセイ。
1(四天王寺のカメ
骨盤の不思議
これからのおやじ ほか)
2(汚部屋の真実
女の偽
オスとメスの仁義ある闘い ほか)
3(刈り上げたり、盛ったり
イヌネコ関係
来世に賭ける ほか)
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