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ちくま文庫

いい子は家で

なんという不気味な小説! にもかかわらず 笑える小説でもあるのだ

母、兄、父、家事、間取り、はては玄関の鍵の仕組みまで、徹底的に「家」を描いた驚異の「新・家族小説」。一篇を増補して待望の文庫化。 【解説: 豊?ア由美 】

定価

814

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43036-6

Cコード

0193

整理番号

-44-1

2013/04/10

判型

文庫判

ページ数

240

解説

内容紹介

定年退職間近の父、会社をやめて実家に戻ってきた兄、家族の眼を気にしながら女友だちのもとに通う弟、そして母。一家の日常には不可思議な出来事が見え隠れするが(『いい子は家で』)。家族、家事、間取り、はては玄関の鍵の仕組みまで、徹底的に「家」を描く(『ふるさと以外のことは知らない』)。三島賞作家による驚異の「新・家族小説」。一篇を増補し、待望の文庫化。

目次

いい子は家で
ふるさと以外のことは知らない
市街地の家
飛翔―はばたき

著作者プロフィール

青木淳悟

( あおき・じゅんご )

1979年埼玉県生まれ。早稲田大学在学中の2003年、「四十日と四十夜のメルヘン」で新潮新人賞を受賞。2005年、第一作品集『四十日と四十夜のメルヘン』で野間文芸新人賞を、2012年には『私のいない高校』で三島由紀夫賞を受賞した。その他の著作に『このあいだ東京でね』などがある。

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