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ちくま文庫

ぼくは散歩と雑学がすき

J・J氏の散歩は、この本から始まった J・J氏の代表作 初の文庫化★

1970年、遠かったアメリカ。その風俗、映画、本、音楽から政治までをフレッシュな感性と膨大な知識、貪欲な好奇心で描き出す代表エッセイ集。

定価

1,320

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43043-4

Cコード

0195

整理番号

-38-1

2013/03/06

判型

文庫判

ページ数

592

解説

内容紹介

1970年、遠かったアメリカを誰よりもフレッシュな感性と軽妙な語り口で綴った代表作。映画、小説、音楽はもちろん、風俗から政治まで、膨大な知識と貪欲な好奇心で語りつくす。本格的な著作としては、初期にありながら既にJ・Jの世界観を確立した1冊。刊行から40年以上たつ今も全く古びることのない、まさにサブカルチャーの教科書。

目次

五角形のスクエアであふれた大都会
調髪師のチャーリーとハリーとTVでホサれたシスター・ジョージ
ニューヨーク・パリ・ロンドンの公衆便所を残らず覗いたジョナサン君とセリナ嬢
スティヴン・マーカスのポーノグラフィ論をめぐって
ナボコフの投書と本の話とナボコフィアンのこと
LSDの古典的文献となったオールダス・ハックスリーのメスカリン反応記録を読んで
シカゴのホワイト・カラー族がピル・パーティをやっている そのときのドラッグ・シーンのことなど
ジェームズ・ボールドウィンの生きかたが書いてある本 もう一つの記事にはニューアーク暴動の顛末がくわしく書いてあった
わるくち専門雑誌「FACT」の記事から面白いやつをさがし出してみると
サンフランシスコ・ムードが「エスカイア」や「エヴァーグリーン・レビュー」に侵入しはじめた それから「ランパーツ」に出た「B・トレーヴンの秘密」のことなど〔ほか〕

著作者プロフィール

植草甚一

( うえくさ・じんいち )

1908─1979年。東京都出身。早稲田大学建築学科中退。文学、音楽、映画の評論家。1935年に東宝に入社、宣伝部や調査部に勤務、1948年に退社後は、映画、ジャズの評論を本格的に書き始める。1970年代、若者に欧米を中心としたサブカルチャーを伝え、現在まで多くの支持者を生み、その博識と親しみやすい語り口で“J・J”の愛称で親しまれる。『ぼくは散歩と雑学がすき』『いつも夢中になったり飽きてしまったり』(ちくま文庫)、1976年晶文社より全集『植草甚一スクラップ・ブック』など著作多数。『ミステリの原稿は夜中に徹夜で書こう』では第32回日本推理作家協会賞(評論部門)を受賞。

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