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ちくま文庫

中華料理の文化史

フカヒレ、エビチリ、 ラーメン…… 「あのメニュー」の年齢は?

フカヒレ、北京ダック等の歴史は意外に浅い。ではそれ以前の中華料理とは? 孔子の食卓から現代まで、風土、異文化交流から描きだす。 【解説: 佐々木幹郎 】

定価

858

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43069-4

Cコード

0177

整理番号

-14-1

2013/06/10

判型

文庫判

ページ数

288

解説

内容紹介

フカヒレの歴史はせいぜい三百年、北京ダックはたかだか百年あまり。ではそれ以前の中華料理とはどのようなものだったのか?主要穀物やマナーの変化、外食業の誕生、好まれる肉の移り変わり、異民族との交流による料理法の変貌―さまざまな観点から描き出される「中華料理」の姿。孔子の食卓から加速度的に進化する現代の料理までを駆け巡る芳醇な中国文化史。

目次

序章 変わる中華料理
第1章 孔子の食卓―春秋戦国時代
第2章 ラーメンの年輪―漢代
第3章 食卓のビッグバン―魏晋・六朝時代
第4章 犬肉を食うべきか食わざるべきか―隋唐時代
第5章 羊肉VS豚肉―宋代
第6章 箸よ、おまえもか―宋元時代
第7章 ああ、フカヒレ―明清時代

著作者プロフィール

張競

( ちょう・きょう )

1953年、上海生まれ。明治大学教授(比較文化論)。上海の華東師範大学を卒業、同大学助教を経て日本留学。東京大学大学院総合文化研究科比較文化博士課程修了。国学院大学助教授、ハーバード大学客員研究員を経て現職。主な著作に『恋の中国文明史』(ちくま学芸文庫、第45回読売文学賞)、『近代中国と「恋愛」の発見』(岩波書店、1995年度サントリー学芸賞)、『中華料理の文化史』(ちくま新書)、『美女とは何か――日中美人の文化史』(角川ソフィア文庫)、『中国人の胃袋』(バジリコ)、『「情」の文化史――中国人のメンタリティー』(角川選書)など多数。

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