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ちくま文庫

わたしの脇役人生

気ばらず、気取らず、欲ばらず 粋な老いの生きかた

脇役女優として生きてきた著者が、歯に衣着せぬ、それでいて人情味あふれる感性で綴ったエッセイ集。一つの魅力的な老後の生き方。 【解説: 寺田農 】

定価

968

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43080-9

Cコード

0195

整理番号

-30-2

2013/08/07

判型

文庫判

ページ数

352

解説

内容紹介

東京・浅草で生まれ育ち、脇役女優として生きてきた著者が、日々のちょっとした出来事のなかで感じたこと、人との交わりの中で考えさせられたこと、思ったことなどを、歯に衣着せぬ、それでいて人情味あふれる感性で綴ったロングセラーのエッセイ集。時代を超え、今なお共感を呼ぶひとつの魅力的な老後の生き方と考え方が示されている。

目次

年賀状・心のふれあい
おまけで生きた七十年
気どりのない暮らし
「運」の足音
世界中が「得」する願望
女の暮らし・私の場合
おカツさんのこと
人生と星勘定―お相撲を見て
「お元気ですか?」
孤独・つまずく老人たち〔ほか〕

著作者プロフィール

沢村貞子

( さわむら・さだこ )

1908‐1996。東京・浅草生まれ。府立第一高女卒、日本女子大学中退。在学中に新築地劇団に入団、治安維持法違反で獄中生活を送る。その後日活に入社し、1934年映画界にデビュー、小津安二郎監督作品などで名脇役として活躍する。半生をとりあげたNHK朝の連続ドラマ「おていちゃん」(78年)では下町育ちのきっぱりとした生き方に多くのファンが共感した。一方で日々の暮らしを綴るエッセイも数多く発表、77年「私の浅草」で日本エッセイスト・クラブ賞受賞。ほかに「寄り添って老後」「わたしの脇役人生」「わたしの三面鏡」「老いの楽しみ」(ちくま文庫)ほか多数の著書がある。

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