貴田庄
( きだ・しょう )貴田 庄(きだ・しょう):1947年青森県弘前市生まれ。早稲田大学大学院修士課程修了、芸術学専攻。専門は映画史、西洋美術史、書物工芸史。著書に『小津安二郎のまなざし』『小津安二郎の食卓』『小津安二郎東京グルメ案内』『小津安二郎と「東京物語」』『原節子 あるがままに生きて』『原節子物語 若き日々』『志賀直哉、映画に行く』『高峰秀子 人として女優として』『西洋の書物工房』『マーブル染』『レンブラントと和紙』など多数。
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小津安二郎の代表作『東京物語』はどのように誕生したのだろうか?主人公はなぜ老夫婦になったのか?脚本はどのように書かれたのか、撮影はどんなふうに進められたのか。『東京物語』の完成までを、当時の小津の日記、出演俳優の発言、スタッフの証言、当時の雑誌などをもとに明らかにする。小津安二郎没後五十年、『東京物語』が封切られて六十年、映画史上の名作の舞台裏を明らかにする。
1章 『東京物語』と『明日は来らず』
2章 『東京物語』の脚本執筆
3章 『東京物語』のロケハン
4章 『東京物語』の撮影
5章 『東京物語』の脚本再考
6章 『東京物語』の封切りと評価
7章 『東京物語』の欧米デビュー
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