鬼海弘雄
( きかい・ひろお )1945年山形県生まれ。法政大学文学部哲学科卒業後、遠洋マグロ漁船乗組員、暗室マンなどのさまざまな職業を経て写真家に。1973年より浅草で撮り続けている肖像写真群は『王たちの肖像』『や・ちまた』『PERSONA』『Asakusa Portraits』などの写真集に集成されている。長年にわたりテーマを追い続ける厳格な表現行為で知られ、インドや東京各地を撮り重ねるシリーズも継続中。随筆の著書も『印度や月山』(白水社)『眼と風の記憶』(岩波書店)などがある。
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浅草寺の境内にたたずみ、通る人を見つづける。これと思う人に声をかけ、山門の壁ぎわに立ってもらい、40年。撮った人は1000人を超えた。1973年以来、写真家・鬼海弘雄がいまも撮り続ける肖像群。その中から80人の他人とは思えない世間のひとたち、誰しもが「王」であり、強い存在感で迫る。初出100人以上、また間にエッセイを挟む。写真についての考えを語ったあとがき付き。
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