北村薫
( きたむら・かおる )1949年埼玉県生まれ。作家・アンソロジスト。早稲田大学ではミステリクラブに所属。高校の国語教師のかたわら、89年「覆面作家」として『空飛ぶ馬』でデビュー。91年『夜の?』で日本推理作家協会賞受賞。『秋の花』などの”円紫さんと私”シリーズ、『覆面作家は二人いる』シリーズなど著書多数。”ベッキーさんシリーズ”の『鷺と雪』で2009年直木賞受賞。読書家、本格推理ファンとして、評論、アンソロジーにも腕をふるっている。
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日本屈指の本の目利き二人が、古今東西から読まずにはいられない傑作短篇を持ち寄ったアンソロジー。静かに胸をうつ話から、身の毛もよだつ話まで、厳選した18の名短篇。北村・宮部の解説対談収録。
『動物のぞき』より―類人猿・抄、しこまれた動物・抄(幸田文)
デューク(江國香織)
その木戸を通って(山本周五郎)
からっぽ(田中小実昌)
まん丸顔(ジャック・ロンドン)
焚き火(ジャック・ロンドン)
蜜柑の皮(尾崎士郎)
馬をのみこんだ男(クレイグ・ライス)
蝿取紙(エリザベス・テイラー)
処刑の日(ヘンリィ・スレッサー)
『南島譚』より「幸福」「夫婦」(中島敦)
百足(小池真理子)
百足殺せし女の話(抄)(吉田直哉)
張込み(松本清張)
武州糸くり唄(倉本聰)
若狭 宮津浜(倉本聰)
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