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ちくま文庫

隠された日本 大阪・京都 宗教都市と前衛都市

商都大阪を支える信仰心 新しさをとりこみ続ける京都

商都大阪の底に潜む強い信仰心。国際色豊かなエネルギーが流れ込み続ける京都。現代にも息づく西の都の歴史。「隠された日本」シリーズ第三弾。

定価

858

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43173-8

Cコード

0121

整理番号

-79-6

2014/06/10

判型

文庫判

ページ数

272

解説

内容紹介

五木寛之が日本史の深層に潜むテーマを探訪するシリーズ「隠された日本」の第3弾。現在、大阪城が建てられている場所には、かつて蓮如が建立した石山本願寺があった。大阪の底に流れる信仰心の側面を探る第一部。また、国際色豊かなエネルギーを取り込み、時々の権力者としたたかに付き合ってきた京都に前衛都市の姿を見る第二弾。現代にも息づく西の都の歴史に触れる。

目次

第1部 見えざる日本人の宗教心(大阪は宗教都市である
寺内町という信仰の共和国
現代に息づく「同朋意識」と信仰心)
第2部 日本のなかの“異国”を歩く(京都は前衛都市である
磨きぬかれた「市民意識」
伝統と革新のせめぎあいの中で)

著作者プロフィール

五木寛之

( いつき・ひろゆき )

932年福岡県生まれ。朝鮮半島より引き揚げたのち、早稲田大学露文科に学ぶ。編集者、作詞家、ルポライター等を経て、66年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門』(筑豊篇他)で吉川英治文学賞を受賞。2002年に菊池寛賞を、英語版『TARIKI』が2002年度ブック・オブ・ザ・イヤースピリチュアル部門を、04年には仏教伝道文化賞、09年にはNHK放送文化賞、10年『親鸞』が毎日出版文化賞を受賞。主な著書に『辺界の輝き』(沖浦和光氏との共著)、『仏教のこころ』『自力と他力』『サンカの民と被差別の世界』『隠された日本』シリーズ(以上、ちくま文庫)『戒厳令の夜』『大河の一滴』、『他力』等がある。

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