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ちくま文庫

隠された日本 加賀・大和 一向一揆共和国 まほろばの闇

蓮如を魅了した加賀、 「土蜘蛛」が住んでいた大和 その真実に迫る

「隠された日本」シリーズ第4弾。金沢が成立する前の「百姓の国」と一向一揆の真実、「ぬばたまの闇」と形容される大和の深い闇を追求する。

定価

858

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43174-5

Cコード

0121

整理番号

-79-7

2014/07/09

判型

文庫判

ページ数

288

解説

内容紹介

五木寛之が日本史の深層に潜むテーマを探訪するシリーズ「隠された日本」の第4弾。人々を惹きつけてやまない古都の、もう一つの顔とは?加賀百万石の城下町・金沢が成立する前には、百年近く続いた「百姓の国」があった。第一部では、この共和国と、一向一揆の真実に迫る。第二部では、生と死の世界をわける結界・二上山をめぐる謎と、「ぬばたまの闇」と形容される大和の深い闇を追求する。

目次

「情」を「こころ」と読むとき
第1部 信仰を絆にした民衆の共和国(「百姓ノ持タル国」の出現
「悪」とされた一向一揆の真実
革命都市としての金沢)
第2部 “風の王国”の世界(聖と俗が交錯する大和の闇
大和をめぐる謎
親鸞と太子信仰と水平社運動)

著作者プロフィール

五木寛之

( いつき・ひろゆき )

932年福岡県生まれ。朝鮮半島より引き揚げたのち、早稲田大学露文科に学ぶ。編集者、作詞家、ルポライター等を経て、66年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門』(筑豊篇他)で吉川英治文学賞を受賞。2002年に菊池寛賞を、英語版『TARIKI』が2002年度ブック・オブ・ザ・イヤースピリチュアル部門を、04年には仏教伝道文化賞、09年にはNHK放送文化賞、10年『親鸞』が毎日出版文化賞を受賞。主な著書に『辺界の輝き』(沖浦和光氏との共著)、『仏教のこころ』『自力と他力』『サンカの民と被差別の世界』『隠された日本』シリーズ(以上、ちくま文庫)『戒厳令の夜』『大河の一滴』、『他力』等がある。

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