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ちくま文庫

「下り坂」繁盛記

ご意見無用!勝手に生きる

人の一生は、「下り坂」をどう楽しむかにかかっている。真の喜びや快感は「下り坂」にあるのだ。あちこちにガタがきても、愉快な毎日が待っている。

定価

880

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43186-8

Cコード

0195

整理番号

-26-9

2014/07/09

判型

文庫判

ページ数

256

解説

内容紹介

「宇宙の大原則は下降にあり、下ることを自覚した人間は強い」。人間いつまでも上を目指してばかりはいられない。体力が落ちてきたなと思ったら、上り坂から下り坂へギアの切り替えが必要だ。下り坂人生の極意さえわかればこんなにすばらしいことはない。あちこちガタガタだけど、ご意見無用、勝手に生きる。下り坂は自転車でも最高に気持ちいい!愉快な楽しい下り坂人生のあれこれ。

目次

序章 「下り坂」の極意
1 楽しきかな輝ける「下り坂」の日々
2 下降する快感、開き直る癖
3 亡びゆくもの、つまずくもの皆色っぽい
4 「下り坂」繁盛のコツ「平気で生きて居る事」

著作者プロフィール

嵐山光三郎

( あらしやま・こうざぶろう )

嵐山 光三郎(あらしやま・こうざぶろう):1942年、静岡県生まれ。『素人庖丁記』により講談社エッセイ賞受賞。『芭蕉の誘惑』によりJTB紀行文学大賞受賞。長年の薀蓄の末に到達した芭蕉像を描いた『悪党芭蕉』で、泉鏡花文学賞、読売文学賞をダブル受賞。他に『文人悪食』『追悼の達人』『「下り坂」繁盛記』『不良定年』『ごはん通』『「世間」心得帖』『年をとったら驚いた!』『枯れてたまるか !』『超訳 芭蕉百句』など著書多数。

この本への感想

なるほど、人生の極意は「下り坂」にあるらしい。あくせくと上を目指すだけが人生ではない。適当なところで下り坂も入れてみよう。なに、下り坂を恐れる必要はない。なんとんれば、登った以上に下ることはなのであるから。自転車にしても登山にしても登ったらその分だけ下る。これが道理である。さわやかな風を感じ、景色を楽しみながらゆっくり下っていく・・・これこそ褒美、至福のひと時だ。ただし、スピードの出し過ぎには注意しよう。こけて怪我をしたらつまらない。「下り坂の楽しみ」を知れば天下無敵・最強のおじさんになれると嵐山光三郎に教えられた気がする。

ター坊

さん
update: 2014/11/12

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