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ちくま文庫

雨降りだからミステリーでも勉強しよう

定価

1,650

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43242-1

Cコード

0195

整理番号

-38-4

2015/01/07

判型

文庫判

ページ数

608

解説

内容紹介

雑誌のミステリー紹介コラム「フラグランテ・デリクト」と、監修を担当した海外推理小説のシリーズの作品解説を集めた「クライム・クラブ」の2つをまとめた1950~60年代にかけての欧米のミステリーブックガイド。J・Jにしか成しえない圧倒的な情報が詰まった一冊であり、独特の語り口は、今をもってなお新鮮である。また、当時の海外ミステリー事情の貴重な資料にもなっている。

目次

フラグランテ・デリクト(一九六〇年前後の推理小説の状況
犯罪小説の新しい波
「ニューズウィーク」誌の書評から
オフ・ビート・スリラーについて
ベルンハルト・ボルゲとアンリ・トマ ほか)
クライム・クラブ(サスペンス・ドラマで異彩をはなつフランスの新人カトリーヌ・アルレェ
サスペンス・ストーリイの第一人者シャーロット・アームストロング
劇場殺人を完璧に描いた本格派のアトキンスン
三つのペンネームを使いわけるジョージ・バグビイと彼の作品
エクセントリックでシリアスな暗黒作家(バリンジャー) ほか)

著作者プロフィール

植草甚一

( うえくさ・じんいち )

1908─1979年。東京都出身。早稲田大学建築学科中退。文学、音楽、映画の評論家。1935年に東宝に入社、宣伝部や調査部に勤務、1948年に退社後は、映画、ジャズの評論を本格的に書き始める。1970年代、若者に欧米を中心としたサブカルチャーを伝え、現在まで多くの支持者を生み、その博識と親しみやすい語り口で“J・J”の愛称で親しまれる。『ぼくは散歩と雑学がすき』『いつも夢中になったり飽きてしまったり』(ちくま文庫)、1976年晶文社より全集『植草甚一スクラップ・ブック』など著作多数。『ミステリの原稿は夜中に徹夜で書こう』では第32回日本推理作家協会賞(評論部門)を受賞。

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