伊東豊雄
( いとう・とよお )建築家。1941年、京城市(現ソウル市)に生まれた後、父親の郷里の長野県へ戻る。伊東豊雄建築設計事務所代表。主な作品に、せんだいメディアテーク、TOD’S表参道ビル、多摩美術大学図書館(八王子キャンパス)、2009高雄ワールドゲームズメインスタジアム(台湾)、今治市伊東豊雄建築ミュージアムなど。著書に、『風の変様体』『透層する建築』(いずれも青土社)他。
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いま日本に必要な建築とはなにか。あるべき21世紀のモデルとはどういうものか。3・11からの復興、エネルギーの存在論、コミュニティの再生、都市と地方の新たな関係、自然と人工のつながり―。こうした現代日本の抱える大問題を、第一線で活躍する建築家と思想家が徹底的に説き尽くす。文庫化にあたり、新たに「新国立競技場」問題への緊急提言を増補した決定版!
第1章 東京と現代日本の大転換―「新国立競技場」問題を問いなおす
第2章 地域と公共性の大転換―三・一一以後に建築は何ができるか
第3章 人と自然の大転換(「伊東豊雄の建築」を中沢新一と考える
自然と人間をわけない建築
縄文のこころと建築
震災が建築につきつけた問題とは)
第4章 エネルギーと建築の大転換
補論 建築のエチカ
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