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ちくま文庫

しぐさで読む美術史

美術を100倍楽しめる! カラー図版多数

西洋美術では、身振りや動作で意味や感情を伝える。古今東西の名画を「しぐさ」から解き明かす『モチーフで読む美術史』姉妹編。図版200点以上。

定価

858

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43318-3

Cコード

0170

整理番号

-31-3

2015/12/09

判型

文庫判

ページ数

224

解説

内容紹介

西洋美術を鑑賞するには、人物の身振りやそこに込められた意味について知っておくことが重要だ。有名な《最後の晩餐》や《受胎告知》も、よく観察すると、描かれた個々の人物の異なる身振りがそれぞれ別の感情を表すことに気づく。知らないと見過ごしてしまうこれらの身振りや動作に注目すると、絵の中の「物語」が鮮明に見えてくる。古今東西の美術作品200点以上、カラー図版多数。

目次

走る
踊る
梳る
殴る
踏む
吹く
接吻
抱く
食べる
飲む
おんぶ
落ちる
支払う
手を取る
肩を組む
恥じらい
嘲り
怒り
嘆き
絶望
酔態
驚き
叫び
笑い
祈り
祝福
正座
土下座
体育座り
寝そべる
居眠り
頬杖
宣誓
聖なる手
足を組む
腕を組む
数え指
頭に手を置く
天を指す
沈黙

著作者プロフィール

宮下規久朗

( みやした・きくろう )

宮下 規久朗(みやした・きくろう):美術史家、神戸大学大学院人文学研究科教授。1963年名古屋市生まれ。東京大学文学部美術史学科卒、同大学院修了。『カラヴァッジョーー聖性とヴィジョン』(名古屋大学出版会)でサントリー学芸賞など受賞。他の著書に、『バロック美術の成立』(山川出版社)、『食べる西洋美術史』、『ウォーホルの芸術』、『美術の力』(以上、光文社新書)、『カラヴァッジョへの旅』(角川選書)、『モチーフで読む美術史』『しぐさで読む美術史』(以上、ちくま文庫)、『ヴェネツィア』(岩波新書)、『闇の美術史』、『聖と俗 分断と架橋の美術史』(以上、岩波書店)、『そのとき、西洋では』(小学館)、『一枚の絵で学ぶ美術史 カラヴァッジョ《聖マタイの召命》』(ちくまプリマー新書)、『聖母の美術全史』(ちくま新書)、『バロック美術――西欧文化の爛熟』(中公新書)など多数。

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