ヘレン・マクロイ
( まくろい,へれん )アメリカのミステリ作家。1904年ニューヨーク生まれ。ソルボンヌ大学に留学、パリとロンドンで美術批評家、新聞記者として活動し、1932年に帰国。精神科医ウィリング博士を探偵役とした『死の舞踏』(1938)でデビュー。『あなたは誰?』『家蠅とカナリア』『暗い鏡の中に』『幽霊の2/3』『殺す者と殺される者』など、本格推理からサスペンスまで多彩な作風で人気を博した。1994年没。
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902
円978-4-480-43343-5
0197
-50-2
2016/04/06
文庫判
304
頁ある夜、自宅近くのたばこ屋でウィリングが見かけた男は、「私はベイジル・ウィリング博士だ」と名乗ると、タクシーで走り去った。驚いたウィリングは男の後を追ってパーティー開催中の家に乗り込むが、その目の前で殺人事件が…。被害者は死に際に「鳴く鳥がいなかった」という謎の言葉を残していた。発端の意外性と謎解きの興味、サスペンス横溢の本格ミステリ。
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