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ちくま文庫

食品サンプルの誕生

定価

880

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43456-2

Cコード

0158

整理番号

-14-1

2017/07/06

判型

文庫判

ページ数

256

解説

内容紹介

どんな田舎にも、どんなにさびれた商店街にも、必ず存在する食品サンプル。「見るメニュー」としてすっかり定着し、スパゲティを絡めたフォークが宙を浮いていても、日本人は不思議には思わない。世界中の誰も発想できなかったこの日本独自のメディアは、いったいいつ、なぜ生まれたのだろうか。その謎に迫った唯一の研究を文庫化。リーディングカンパニー「いわさきグループ」の協力を得て、製造工程もカラー口絵で細かく再現する。

目次

第1章 食品サンプルの誕生(草創期
食品サンプルと百貨店
食品サンプルの成り立ち)
第2章 食品サンプルとは何か(食品サンプルの本質
食品サンプルは何のためにあるのか
日本人と食品サンプル)
第3章 ソウルと上海の食品サンプル(韓国編―オリンピックと食品サンプル
中国編―社会変化と食品サンプル)
第4章 食品サンプルの技術(食品サンプルの技術解説
技術の伝承と改革)

著作者プロフィール

野瀬泰申

( のせ・やすのぶ )

日本経済新聞社特任編集委員、「B?1グランプリ」主催団体顧問。著書に『食品サンプルの誕生』 (ちくま文庫)、『食は「県民性」では語れない』(角川新書)、『文学ご馳走帖』(幻冬舎新書)、『ちゃぶニチュード!――日本全国マズイ店列伝』(幻冬舎文庫)、『秘伝「たこ焼きの踊り食い」』(三五館)などがある。

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