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ちくま文庫

証言集 関東大震災の直後 朝鮮人と日本人

大震災の直後に多発した朝鮮人への暴行・殺害。芥川龍之介、竹久夢二、折口信夫ら文化人、子供や市井の人々が残した貴重な記録を集大成する。

定価

1,056

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43536-1

Cコード

0195

整理番号

-19-1

2018/08/08

判型

文庫判

ページ数

416

解説

内容紹介

1923(大正12)年の関東大震災。その直後から日本人による朝鮮人への虐殺行為が始まる。被害は中国人や、朝鮮人と疑われた日本人にも及んだ。内閣府の中央防災会議が出した「災害教訓の継承に関する専門調査会」報告書によれば被害者は数千人ともいう。芥川龍之介、折口信夫、和辻哲郎、志賀直哉、千田是也、黒澤明…、文化人、市井の人々、子供の作文、公的史料が伝える約180編を収録。

目次

自警団遊び―竹久夢二
子どもの作文
文化人らの証言 当時の記録
文化人らの証言 その後の回想
朝鮮人の証言
市井の人々の証言
公的史料に残された記録

著作者プロフィール

西崎雅夫

( にしざき・まさお )

1959年東京生まれ。明治大学在学中に「関東大震災時に虐殺された朝鮮人の遺骨を発掘し慰霊する会」(のちに「追悼する会」と改称)発足に参加。1984年より、都内足立区・江東区・江戸川区で公立中学の英語教諭として19年間勤務する。1993年の社会教育団体「グループほうせんか」設立時に代表世話人となる。2010年、「一般社団法人ほうせんか」設立。現在理事。編著に『関東大震災朝鮮人虐殺の記録――東京地区別1100の証言』(現代書館)がある。

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