菅野仁
( かんの・ひとし )1960年生まれ。東北大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程単位取得。東北大学文学部助手などを経て、現在、宮城教育大学教育学部教授・学長特別補佐。専攻は社会学(社会学思想史・コミュニケーション論・地域社会論)。著書に『友だち幻想』『教育幻想』(ちくまプリマー新書)、『ジンメル・つながりの哲学』(NHKブックス)、共著に『社会学にできること』(ちくまプリマー新書)などがある。
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「この本を手にとってくれた君が、自分以外の人間や身の周りの世界に対して、ゴツゴツした岩みたいなよそよそしさを抱いているとしたら、そんな感覚から自由になれる考え方があることを知ってほしい。…自分を取り囲む世界と多少なりともなめらかにつながっていけるイメージを持ってくれたらいい…」。名著『友だち幻想』へと続くテーマを、やさしく深く語りかけるようにつづった「幸せ」のデザイン。
プロローグ 「つながり」への揺れる想い
1 幸福のかたちって?
2 「本当の私」から「私にとっての“ほんとう”」へ
3 自分以外の人間を「他者」とみるわけ
4 よそよそしい「社会」を自分にどう馴染ませようか?
5 「繊細な心」をちょっと鍛える
6 「つながり」の中で自分を活かすためには
エピローグ ささやかながら愛について
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