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ちくま文庫

増補版 天下無双の建築学入門

自然の中で暮らしていた人間はいつから「家」を建てて住むようになったのか。家の歴史を辿り、柱とは?屋根とは?など基本構造から解く建築入門。

定価

858

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43596-5

Cコード

0152

整理番号

-7-3

2019/05/09

判型

文庫判

ページ数

288

解説

内容紹介

自然の中に暮らしていた人間が家を建てて住むようになったのはいつからだろう?単なる穴倉暮らしから、石器で木を伐り、柱を立て、縄で縛るなどの建築技術を駆使して造った古代の住まいへどのように進化したのか。床や畳、廊下、天井、窓、台所はどのように成立したのか?人間に不可欠の住宅について真面目に考え、建築とは何かを説く。日本の住宅の変遷をたどる書き下ろしを加えた増補版。

目次

1 目からウロコ!?古代の建築術(石器で丸太は伐れるのか?“磨製石器”
魔法的先端技術“縄”“しばる技術”
弥生的なるモノ“竹”
「夏は樔に宿」とは“樹上住宅”
腐らない土台の工夫“基礎と土台” ほか)
2 アッと驚く!!住宅建築の技(家は夏をもって旨とすべし“住宅”
シック・ハウスの代わりにシックイ・ハウスを!“建材”
引き戸とドアーを隔てる歴史的事情“戸”
日本建築の生命は床にあり“床”
厚さ数センチのヒエラルキー“畳” ほか)

著作者プロフィール

藤森照信

( ふじもり・てるのぶ )

1946年長野県生まれ。東京大学大学院博士課程修了。専攻は近代建築、都市計画史。東京大学名誉教授。現在、工学院大学教授。全国各地で近代建築の調査、研究にあたっている。86年、赤瀬川原平や南伸坊らと「路上観察学会」を発足。91年〈神長官守矢史料館〉で建築家としてデビュー。97年には、〈赤瀬川原平邸(ニラ・ハウス)〉で日本芸術大賞、2001年〈熊本県立農業大学校学生寮〉で日本建築学会賞を受賞。著書に『日本の近代建築』(岩波新書)、『建築探偵の冒険・東京篇』『アール・デコの館』(以上、ちくま文庫)、『天下無双の建築入門』『建築史的モンダイ』(以上、ちくま新書)、『人類と建築の歴史』(ちくまプリマー新書)、『藤森照信建築』(TOTO出版)などがある。

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