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ちくま文庫

青卵

人気の歌人の第二歌集。東直子論(花山周子)を収録。穂村弘との特別対談で言葉選びに柔軟なセンスを持ち、短い物語のような東ワールドを解説。

定価

858

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43625-2

Cコード

0192

整理番号

-19-4

2019/11/07

判型

文庫判

ページ数

288

解説

内容紹介

現代短歌の新しい潮流となった歌人・東直子の第二歌集。第一歌集『春原さんのリコーダー』から五年間の491首を収める。柔らかな空気をまといながら、時にハッとさせられる表現や心の奥を覗くような影を含んだ歌など、独自の感覚に充ちた一冊。花山周子の評論、穂村弘との特別対談により「ママンあれはぼくの鳥だねママンママンぼくの落とした砂じゃないよね」などの不思議な作品の謎に迫る。

目次

1(海の椅子
嗽薬
つがいのナイフ ほか)
2(雨が降りさうで
暴暴茶
国見山 ほか)
3(きつねのこころ
わたしの鈴
夜の額 ほか)

著作者プロフィール

東直子

( ひがし・なおこ )

1963年、広島生まれ。歌人、小説家。絵本や童話、イラストレーションも手がける。歌壇、角川短歌賞選考委員。東京新聞歌壇選者。「草かんむりの訪問者」で第7回歌壇賞、『いとも森の家』で第31回坪田譲治文学賞を受賞。歌集に『十階』、小説に『水銀灯が消えるまで』『とりつくしま』『さようなら窓』、エッセイ集に『短歌の不思議』、穂村弘との共著『回転ドアは、順番に』『しびれる短歌』がある。

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