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ちくま文庫

水瓶

鎖骨の窪みの水瓶を捨てにいく少女を描いた長編詩「水瓶」を始め、より豊潤に尖鋭に広がる詩的宇宙。第43回高見順賞に輝く第二詩集、遂に文庫化!

第43回高見順賞

定価

660

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43735-8

Cコード

0192

整理番号

-81-2

2021/06/10

判型

文庫判

ページ数

160

解説

内容紹介

「少女は午前11時きっかりに家を出て、バスを選んでバスにのって、水瓶を置き去りにするために、6年ぶりに渋谷へでかける。」(「水瓶」)世界のすべてを見通した少女がその身を投じる、生涯でたった一度、そして無限に繰り返される精神と身体の大冒険。奔放にして豊潤、尖鋭にして濃密に広がる想像力が織りなす九編の詩的宇宙。第43回高見順賞を受賞した第二詩集、ついに文庫化!

目次

戦争花嫁
治療、家の名はコスモス
バナナフィッシュにうってつけだった日
いざ最低の方へ
星星峡
冬の扉
誰もがすべてを解決できると思っていた日
わたしの赤ちゃん
水瓶

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