平山亜佐子
( ひらやま・あさこ )1970年生まれ。文筆家、デザイナー。『問題の女 本荘幽蘭伝』(平凡社)、『20世紀 破天荒セレブ』(国書刊行会)、共著に、『戦前尖端語辞典』 (河出書房新社)がある。
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明治から戦前昭和の転換期に、社会の規範を超え、自由に生きた少女たちがいた。彼女たちは、不道徳と破廉恥の代名詞として「莫連女(ばくれんおんな」「バッド・ガール」と呼称された。良妻賢母型の女性モデルが賛美された時代に、早熟な彼女たちは、何に反抗し、何に憧れたのか? すれっからしの不良少女たちが帝都を跋扈する様子を生き生きと描き、近代少女の真実に迫った快列伝。 解説 井上章一
第1章 明治 銀杏返しの莫連女たち(明治という時代
不良少年少女の誕生
明治期の莫連女1 ほか)
第2章 大正 洋装の不良少女団(大正時代と不良問題
文界の不峯少年団
不良化の原因1 悪いのは上流、下流?それとも中流? ほか)
第3章 昭和 断髪の少女ギャング団(昭和初期と不良の傾向
女優志願がギャングの首領に
モダンガール≠モガ ほか)
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