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定価

902

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43825-6

Cコード

0195

整理番号

-73-2

2022/08/08

判型

文庫判

ページ数

240

解説

未定

内容紹介

「箸もてば、いつかの夕方、いつかの乾杯。ひとくちめのビールが喉もとすぎる。会えなくなったひとにも会える?。」(「あとがき」より)
食べることは日々の命の賛歌。「空豆紀行」「すっぱい生活」「大根亭日乗」「魔法のせいろ」「レバニラ、たそがれ」「桃の宴」・・・・・日々の暮らしでめぐりあう四季折々の恵みを丁寧にいただく喜びを滋味深くつづるエッセイ集。新たに書下ろし「巣ごもりの四季」四篇を収録。解説 坂崎重盛

目次

1(もうそ、
おべんとさげて
空豆紀行
すっぱい生活
とおくの白昼
三人姉妹
里の秋
土鍋の刻
大根亭日乗
風邪の茶屋
たよりのないお守り
坂のうえまで)
2(バニラと夕立
おうちやさん
ある夏
ともだち
レバニラ、たそがれ
葉っぱ今昔
うっすら、ぼんやり
暮れのげんこつ
味見道中
魔法のせいかつ
おきにいり
おいしい、おしまい)
3(縄文ぐらし
厨夏の陣
八百万の湯気
ハナハトマメマス
日曜の若葉
朝の秘策
菊花のころ
おめでとう、おめでとう
桃の宴
つるぬる姫
初秋の晩に
冬の旅)
4(蜜ゆるむ―巣ごもりの四季・春
塩なき食卓―巣ごもりの四季・夏
お守り―巣ごもりの四季・秋
新しい青菜―巣ごもりの四季・冬)

著作者プロフィール

石田千

( いしだ・せん )

福島県生まれ、東京都育ち。國學院大學文学部卒業。2001年、『大踏切書店のこと』で第1回古本小説大賞を受賞。2011年、『あめりかむら』で第145回芥川賞候補。2012年、『きなりの雲』で第146回芥川賞候補、第34回野間文芸新人賞候補。2016年、『家へ』で第154回芥川賞候補、第38回野間文芸新人賞候補。古風な下町感覚のエッセイを書く。2016年より東海大学文学部文芸創作学科教授。主な著書に『月と菓子パン』『踏切趣味』『屋上がえり』『バスを待って』『平日』『窓辺のこと』他多数ある。

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