高峰秀子
( たかみね・ひでこ )高峰 秀子(たかみね・ひでこ):女優、随筆家。1924年北海道生れ。5歳のとき映画『母』で子役デビュー。以後、『二十四の瞳』『浮雲』『名もなく貧しく美しく』など300本を超える作品に出演。キネマ旬報主演女優賞、毎日映画コンクール女優主演賞ほか、受賞数は日本映画界最多。55歳で引退。名随筆家としても知られ、『わたしの渡世日記』(上・下、新潮文庫)で第24回日本エッセイスト・クラブ賞受賞。2010年12月28日死去。享年86歳。
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5歳から55歳まで映画界で活躍した大女優・高峰秀子。複雑な家庭事情に翻弄され、魑魅魍魎が跋扈する芸能界で波瀾の人生を歩んだ。華やかな女優業の一方で、妻として生活者として平凡な毎日を丁寧に積み重ねた。己を隠さず、他者に真っすぐ向き合い、小さな出会いに涙する──。その切れるような感性と洞察力で、生きること死ぬこと愛することの本質を衝いた、おそるべきエッセイを精選。
喜(旅のはじまり
ラスト・ダンス
ヘチャプリ大王 ほか)
哀(つながったタクワン
血染めのブロマイド
勲章 ほか)
学(ピエロの素顔
ただ今自分と出会い中
夏のつぎには秋が来て ほか)
敬(菜の花
人間スフィンクス
薔薇 ほか)
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