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定価

946

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43840-9

Cコード

0195

整理番号

-74-3

2022/10/11

判型

文庫判

ページ数

336

解説

斎藤 明美

内容紹介

5歳から55歳まで映画界で活躍した大女優・高峰秀子。複雑な家庭事情に翻弄され、魑魅魍魎が跋扈する芸能界で波瀾の人生を歩んだ。華やかな女優業の一方で、妻として生活者として平凡な毎日を丁寧に積み重ねた。己を隠さず、他者に真っすぐ向き合い、小さな出会いに涙する──。その切れるような感性と洞察力で、生きること死ぬこと愛することの本質を衝いた、おそるべきエッセイを精選。

目次

喜(旅のはじまり
ラスト・ダンス
ヘチャプリ大王 ほか)
哀(つながったタクワン
血染めのブロマイド
勲章 ほか)
学(ピエロの素顔
ただ今自分と出会い中
夏のつぎには秋が来て ほか)
敬(菜の花
人間スフィンクス
薔薇 ほか)

著作者プロフィール

高峰秀子

( たかみね・ひでこ )

高峰 秀子(たかみね・ひでこ):女優、随筆家。1924年北海道生れ。5歳のとき映画『母』で子役デビュー。以後、『二十四の瞳』『浮雲』『名もなく貧しく美しく』など300本を超える作品に出演。キネマ旬報主演女優賞、毎日映画コンクール女優主演賞ほか、受賞数は日本映画界最多。55歳で引退。名随筆家としても知られ、『わたしの渡世日記』(上・下、新潮文庫)で第24回日本エッセイスト・クラブ賞受賞。2010年12月28日死去。享年86歳。

斎藤明美

( さいとう・あけみ )

斎藤 明美(さいとう・あけみ):作家。1956年高知県生れ。津田塾大学卒業。高校教師、テレビ構成作家を経て「週刊文春」の記者を20年務める。1999年、初の小説「青々と」で第10回日本海文学大賞奨励賞を受賞。2009年、松山善三・高峰秀子夫妻の養女となる。

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