朴沙羅
( ぱく・さら )朴 沙羅(ぱく・さら):1984年、京都生まれ。専攻は社会学(ナショナリズム研究)。ヘルシンキ大学文学部文化学科講師。著作に『ヘルシンキ 生活の練習』、『家(チベ)の歴史を書く』(ちくま文庫)、『外国人をつくりだす』(ナカニシヤ出版)など。
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ガルシア=マルケスが一族の歴史を書き表したくて『百年の孤独』を発明したように、朴沙羅は自らの一家の歴史を表すのに、独自の魅力的な言語を見出した。――星野智幸(小説家)
か細く小さな声で語られた、「歴史の中の人生」の、驚くべき物語。若き俊英による「生活史」の決定版。――岸政彦(社会学者)
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「私の家族は、いつどうやって、なぜ日本に来たのだろう」「個人の人生を、どうしたら歴史として残せるのだろう」家族への親愛と歴史への洞察に満ちた、ある家(チベ)の記録。
第1章 生活史を書く
第2章 誰も知らない―李延奎伯父さん
第3章 めっちゃええ場所―朴貞姫伯母さん
第4章 親族の中心―朴誠奎伯父さん
第5章 わからへんこと―朴俊子伯母さん
第6章 美しい済州(アルムダウン・チェジュ)
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