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ちくま文庫

江戸絵画 八つの謎

定価

1,100

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43852-2

Cコード

0171

整理番号

-84-1

2022/12/08

判型

文庫判

ページ数

288

解説

辻暢雄

内容紹介

又兵衛、一蝶、若冲、蕭白、芦雪、岸駒、北斎、写楽をとりあげ、その作品を虚心に見つめ、文献資料を緻密に読み解くことで、社会的・政治的・文化的にタブーとされた謎にせまる。特異の絵師たちの等身大の人間性を深く掘り下げ、絵画に隠された意味を読み解く刺激的試み。解説 辻惟雄

目次

第1章 岩佐又兵衛 心的外傷の克服
第2章 英一蝶 蹉跌の真実
第3章 伊藤若冲 「畸人」の真面目
第4章 曾我蕭白 ふたりの「狂者」
第5章 長沢芦雪 自尊の顛末
第6章 岸駒 悪名の権化
第7章 葛飾北斎 富士信仰の裾野
第8章 東洲斎写楽 「謎の絵師」という迷妄

著作者プロフィール

狩野博幸

( かの・ひろゆき )

狩野 博幸(かの・ひろゆき):1947年福岡県生まれ。日本近世美術史家、前京都国立博物館名誉館員。九州大学文学部哲学科美学・美術史専攻卒業。同大学院博士課程中退。京都国立博物館を経て、同志社大学教授。専門は桃山絵画、江戸絵画。特に狩野派・長谷川派・琳派・18世紀京都画派が研究領域。京博時代は、数々の名企画展を手がけた。主な著書に、『目をみはる 伊藤若冲の『動植綵絵』』『狩野永徳の青春時代 洛外名所遊楽図屏風』(小学館アートセレクション)、『反骨の画家 河鍋暁斎』(新潮社 とんぼの本)などのほか、美術全集、美術展図録の解説など多数。

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