河野真太郎
( こうの・しんたろう )河野 真太郎(こうの・しんたろう):1974年、山口県生まれ。専門は英文学とカルチュラル・スタディーズ。専修大学国際コミュニケーション学部教授。東京大学大学院人文社会系研究科欧米系文化研究専攻博士課程単位取得満期退学。博士(学術)。一橋大学准教授などを経て現職。著書に、『戦う姫、働く少女』(堀之内出版、その後、ちくま文庫)、『新しい声を聞くぼくたち』(講談社)、『正義はどこへ行くのか』(集英社新書)など多数。
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ジブリの少女たちやディズニープリンセスは何と戦ったのか。現代社会にひそむ階級や労働の問題点を、ポップカルチャーをとおして鮮やかに分析する。
第1章 『アナと雪の女王』におけるポストフェミニズムと労働
第2章 無縁な者たちの共同体―『おおかみこどもの雨と雪』と貧困の隠蔽
第3章 『千と千尋の神隠し』は第三波フェミニズムの夢を見たか?―アイデンティティの労働からケア労働へ
第4章 母のいないシャカイのユートピア―『新世紀エヴァンゲリオン』から『インターステラー』へ
第5章 『かぐや姫の物語』、第二の自然、「生きねば」の新自由主義
終章 ポスト新自由主義へ
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