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ちくま文庫

出久根達郎の古本屋小説集

一冊の本にもドラマがある。古書店を舞台に繰り広げられる本と人との物語。23編をセレクトしたオリジナル・アンソロジー。

定価

1,100

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43916-1

Cコード

0193

整理番号

-10-5

2023/11/09

判型

文庫判

ページ数

416

解説

南陀楼綾繁

内容紹介

一冊の本にはドラマがある。古書店を舞台に繰り広げられる人間模様!いい話、怖い話などをセレクトしたオリジナル・アンソロジー。解説 南陀楼綾繁

本と人との物語 古本屋劇場の開演!
古書店主にして作家となった著者の傑作選

古本屋店主にして作家となった出久根達郎。その古本小説のなかから傑作を選び出したアンソロジー。少年時代の本との出会い、下町の古本屋での修業時代、独立後の苦労など、著者自身の体験を作品化したもの。本に憑りつかれた人々の妄執の凄まじさ、一冊の本に込められた思い、人と本が織りなす様々な人生模様を描いた作品23編を収録。オリジナル・アンソロジー。
解説 南陀楼綾繁

目次

猫じゃ猫じゃ 
カーテンのにおい 
書棚の隅っこ 
おやじの値段 
腹中石 
紙魚たりし 
背広 
セドリ 
えっぽどのこと 
本の家 
焼き芋のぬくもり 
金次郎の愛読書 
江戸っ子 
住吉さま 
親父たち 
本の劇場
そつじながら 
赤い鳩 
饅頭そうだ 
送り火ちらほら 
シオリ  三五六
雪  三五九
東京駅の蟻  三六八
無明の蝶  三七四
解説──南陀楼綾繁 

著作者プロフィール

出久根達郎

( でくね・たつろう )

出久根 達郎(でくね・たつろう):1944年茨城県生まれ。73年から東京・高円寺で古書店・芳雅堂(現在は閉店)を営む傍ら、文筆活動に入る。92年『本のお口よごしですが』で講談社エッセイ賞、93年『佃島ふたり書房』で直木賞を受賞する。2015年には『短篇集半分コ』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。著書に『おんな飛脚人』『安政大変』『作家の値段』など多数がある。

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