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ちくま文庫

戦国武将と男色 増補版

定価

990

(10%税込)
ISBN

978-4-480-43942-0

Cコード

0121

整理番号

-60-1

2024/04/10

判型

文庫判

ページ数

336

解説

井上泰至

内容紹介

信長と森蘭丸、謙信と直江兼続、武田勝頼と土屋昌恒──。武家衆道の「夜」に光を当て、男心と歴史を動かした傾国の「美少年」に迫る。解説 井上泰至

織田信長と森蘭丸、武田勝頼と土屋昌恒、大内義隆と陶晴賢
男心と歴史を動かした
傾国の「美少年」たち
武家衆道の「夜」に光を当てる

「織田信長×森蘭丸、上杉謙信×直江兼続、武田信玄×高坂昌信……戦国武将が麗しい小姓を寵愛するのは当然の嗜みで、人々はその関係を心から礼賛した──」とする「常識」は、どこまで事実なのだろうか。本書では、史料をベースに、俗説と実像を区別していく。男心と歴史を動かした武家衆道の盛衰史。
解説 井上泰至

目次

プロローグ 戦国時代の武家男色、その俗説と実相
第1部 室町幕府と男色文化(公家・宗教社会の男色―禁断の扉を開いた足利義満
足利将軍と男色―稚児から小姓へ
守護大名と男色―大内義隆・武田信玄)
第2部 戦国武将と男色の実相(東国の戦国武将と男色―武田・北条・長尾・今川・朝倉氏ほか
奥州の戦国武将と男色―大崎・上杉・蘆名・蒲生・伊達氏ほか
西国の戦国武将と男色―大内・黒田・宇喜多・毛利・島津氏ほか
信長・秀吉・家康と男色―織豊期から江戸期まで)
エピローグ 江戸時代の武家男色、その隆盛と衰退

著作者プロフィール

乃至政彦

( ないし・まさひこ )

乃至 政彦(ないし・まさひこ):歴史家。1974年生まれ。高松市出身、相模原市在住。歴史人物の言動と思考、武士の軍事史と少年愛を研究。主な著書に、『戦国の陣形』『平将門と天慶の乱』(いずれも講談社現代新書)、『謙信×信長 手取川合戦の真実』(PHP新書)、『謙信越山』(JBpress)がある。テレビ出演、監修、講演でも活動中。

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