ジャック・ロンドン
( ろんどん,じゃっく )ジャック・ロンドン(Jack London):1876年、サンフランシスコ生まれ。1916年没。工場労働者、船員、ホーボーなどを経て、1903年に『野性の呼び声』で一躍人気作家に。「短篇の名手」として知られ、小説やルポルタージュなど多くの作品を残した。邦訳に『白い牙』『どん底の人びと』『マーティン・イーデン』『火を熾す』『犬物語』などがある。
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円978-4-480-43949-9
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2024/04/10
文庫判
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頁無賃乗車の技術、刑務所でのサバイバル、貧窮ホーボー生活…「短篇の名手」J・ロンドンが10代の頃のアメリカ大陸放浪を語る隠れた名作。
大陸横断列車にタダ乗り、刑務所でのサバイバル、極貧ホーボー生活、
ホラ話の技術、19世紀末アメリカの光景、さまざまな人々との出会い。
ジャック・ロンドン、面白すぎる冒険実話。
『オン・ザ・ロード』ジャック・ケルアックも憧れたジャック・ロンドン。
その原点は、10代のアメリカ大陸放浪にあった!
【内容紹介】
1892年アメリカ、16歳のジャック・ロンドンは初めて放浪の旅に出た。列車にタダ乗りして大陸を巡る旅は、苦しいながらも自由で、信じられない出来事の連続だった。無賃乗車や騙りの技術、刑務所でのサバイバル、警察との追跡劇、忘れがたいホーボー(放浪者)の仲間たち……『野性の呼び声』で知られる作家が、若き日の冒険を語る。生気に満ちた文体と鋭い視点が光る、アメリカ文学の隠れた名作。
「私が〝放浪の旅〟に出たのは、そうせざるを得なかったからであり、ジーンズに汽車
賃を持っていなかったからであり、そして、〝同じ仕事〟を一生続けるようには人間が
出来ていなかったからである。──まあ、旅に出ていたほうが楽だったからだ。」(本文より)
装画 カチナツミ
カバーデザイン 大倉真一郎
1 貨車のすきまに
2 食卓の幸運
3 鞭打ちの光景
4 刑務所の生活
5 作業所の囚人たち
6 最高の放浪者
7 ロードキッドの社会学
8 二千人の放浪者の行進
9 デカの追跡
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