オラフ・ステープルドン
( おらふすてーぷるどん )オラフ・ステープルドン(Olaf Stapledon):イギリスの作家、哲学者。1886年生まれ。初の著作『現代の倫理学』を発表した翌年、『最後にして最初の人類』(1930)で注目を集め、『スターメイカー』(1937)など、独自の哲学的思弁とヴィジョンに満ちた壮大な宇宙年代記は読書界に衝撃を与えた。他の代表作に『オッド・ジョン』『シリウス』(いずれもハヤカワ文庫)がある。1950年没。
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1,650
円978-4-480-43954-3
0197
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2024/06/06
文庫判
528
頁20億年後の〈最後の人類〉が現在の人類に語る未来の歴史。壮大な人類進化の年代記を驚異の想像力と神話的ビジョンで描く伝説的名作、改訳文庫化。
20億年後の〈最後の人類〉からのメッセージ
世界滅亡の危機、火星人の侵略、超人類の誕生……
神話的想像力で描く幻想の人類史
『2001年宇宙の旅』のアーサー・C・クラークに衝撃を与えた至高のSF
20億年後の〈最後の人類〉が現在の人類に語る未来の歴史。数度の世界戦争、疫病の蔓延と地球規模の環境激変、火星人類の侵略など度重なる災禍によって退行した人類は、やがて再び進化の階梯を登り始める。超人類の創造と諸文明の興亡、果てしなき流れの果てに人類が辿り着いた場所とは……。20億年に及ぶ壮大な人類進化の年代記を驚異の想像力と神話的ヴィジョンで描いた伝説的名作。改訳文庫化。
まえがき――アメリカ版初版に寄せて
はしがき――イギリス版に寄せて
序――〈最後の人類〉のひとりより
年代記
第 一 章 バルカン・ヨーロッパ
第 二 章 ヨーロッパの没落
第 三 章 アメリカと中国
第 四 章 アメリカと化した惑星
第 五 章 〈第一期人類〉の凋落
第 六 章 過渡期
第 七 章 〈第二期人類〉の興隆
第 八 章 火星人類種
第 九 章 地球と火星
第 十 章 荒野の〈第三期人類〉
第十一章 人間の自己改造
第十二章 最後の地球人類
第十三章 金星の人類種
第十四章 海王星
第十五章 〈最後の人類〉
第十六章 人間の最期
訳者あとがき
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